top of page

/

コールセンターのKPI設定方法|目標設定の手順と目的別KPI・設定時の注意点

26/7/13

コールセンターKPI・効率化

Image (3)_edited.jpg

コールセンターのKPI設定方法|目標設定の手順と目的別KPI・設定時の注意点


リード文

コールセンターのKPIを設定しようとすると、「何を測れば良いのか」「目標値はどう決めるのか」という疑問が生まれます。KPIの種類が多く、すべてを設定しようとすると管理しきれなくなるという問題もあります。


本記事では、コールセンターKPIの設定方法、目標設定の手順、目的別のKPI選び方、設定時の注意点を解説します。


KPI設定の手順

コールセンターKPIの設定は、①センターの目的を明確化(コスト最適化重視か・顧客満足最優先か・両立か)→②目的に合ったKPIカテゴリーを選択→③各KPIの定義と計算式を統一→④現状値の計測→⑤目標値の設定→⑥モニタリングサイクルの設計、という6ステップで進めます。

特に①の目的の明確化を省いてKPIを設定すると、「応答率も上げたい、AHTも下げたい、CSATも上げたい」という相互矛盾した目標が並ぶことになります。優先順位を決めることがKPI設計の出発点です。


目的別のKPI選び

コスト最適化を優先する場合:AHT・ACW・稼働率・CPH(1時間あたりコスト)を重点KPIとして設定します。顧客満足を優先する場合:CSAT・FCR・応答率・NPS。品質向上を優先する場合:QAスコア・FCR・エスカレーション率・解約率。

これらは独立して管理するのではなく、「コスト重視でもCSATが一定水準を下回らない」というガードレール指標を設けることで、一方だけを追いすぎる弊害を防げます。


目標値の設定方法

目標値の設定には3つの方法があります。①業界ベンチマーク参照(応答率80%以上20秒以内・FCR70〜80%・CSAT85%以上など)、②自社の過去実績からの改善目標(現状値から10〜15%改善を3ヶ月目標とする)、③顧客の期待値調査に基づく設定です。

初めてKPIを設定する場合は、まず現状値を3ヶ月計測してベースラインを把握してから目標値を設定することをお勧めします。現状値なしに高い目標を設定すると、達成可能性の判断ができません。


設定時の注意点

KPI設定でよくある失敗は、指標が多すぎることです。追跡するKPIは月次の改善サイクルで扱える数(6〜8指標)に絞ることで、改善活動が集中しやすくなります。

また、KPIの定義を統一せずに運用を始めると、部署間・シフト間で数値の解釈が異なり、比較が意味を持たなくなります。AHTの定義(後処理を含むか否か)やCSATのスケール(5段階か10段階か)を明文化して全員で共有することが重要です。


モニタリングの設計

設定したKPIをどの頻度でレビューするかを決めることも重要です。応答率・AHT・稼働率は日次でモニタリングすることで運用の微調整ができます。FCR・CSAT・QAスコアは週次または月次でのレビューが適切です。

リアルタイムダッシュボードと定期レポートを組み合わせることで、日次の運用調整と月次の戦略的改善の両方を実現できます。


KPIツリーでの管理

個別指標をバラバラに管理するより、KPIツリーを作成して指標間の関係を可視化することで、改善の因果関係が明確になります。CSAT(最終目標)←FCR改善←ナレッジ強化、CSAT←AHT短縮←ACW削減、という形で指標間の関係を図示することで、どの指標を改善すれば最終目標に近づくかが見えます。

KPIツリーを使ったレビューは、「数値が悪い」で終わる議論から「なぜ悪いのか・何をすれば改善するか」という改善議論に変えることができます。


まとめ:コールセンターKPIは「目的の優先順位」から設計し、指標を絞って継続管理する

コールセンターKPIの設定は、センターの目的を明確化してから目的に合った指標を選び、定義を統一して継続的にモニタリングする設計が重要です。指標を絞り込んでKPIツリーで管理することで、改善が継続する仕組みを作れます。


Kb&X合同会社に相談できること

Kb&X合同会社では、コールセンターのKPI設計から改善サイクルの構築まで一貫してサポートします。


「KPIを設計したいが何から始めるか相談したい」という方はご連絡ください。


bottom of page